(体験記的むかし話)
今日の話題は応援メッセージにはならないかも知れませんね。お許しください。
そんな時代があったんだ、そんな(ふとどき者の)ヤツもいたんだ、とご認識ください。
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今でこそサービス残業は悪だという認識が広まってきていますけど、昔は当たり前のようにも行われていたものです。
もろちん、今でもそういった職場、いわゆるブラック企業というのは存在すると思いますが。
もう時効になるからいいかなという判断でお話しますと・・・
戦後の高度成長期、モーレツ社員という言葉すら誕生したことがあります。
日本人はまじめなのです。
私が若かりし頃は、24時間、戦えますか?というビジネス戦士をあおるようなCMもありました。
(今ではご法度でしょうね)
仕事をするのが当たり前、時間内に終了しなければ、持ち帰ってでもやる、というような世界です。
(今なら、個人情報や企業情報の持ち出しなど大変な問題になります。でも、昔は当たり前でした)
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毎日毎日、仕事の持ち帰り(残業しても終わらないから)
よく考えると、仕事をさせられていたなぁ、というのが実感です。もちろん、それが当たり前の時代でしたけど。
業務・仕事が毎日毎日、終わらないのです。一段落つくのが、夕方の5時~7時の時間帯。
(パソコンが少しずつ職場に登場して、手書き中心の個人レベルの業務がパソコン上でできるようになろうか、いう一つ前の時代です)
上司が「おい、晩飯食いに行こう」と声掛けすると、我々部下は(心の中では、飯なんか食ってないで早く帰りたいよと思いつつも)いやいやながらに付き合っていました。
そうすると必然的に夜の8時頃から10時、11時頃まで仕事となるわけです。
毎日毎日とは言いませんし、そんな職場が企業全体の姿だったとも言いません。
でも、当たり前的に割とどこでも行われていました。
さらに、仕事自体は相手があります。つまり、お客さまが存在しての仕事です。
となれば、締め切りというタイムスケジュールも絡んでくるのです。
必然的に、責任感というより周囲に迷惑かけたくないという思いすら芽生えますから不思議です。
組織への忠誠心でしょうか。
次の章の事柄とも絡むのですが、毎晩毎晩、遅くまで仕事。さらに、仕事の持ち帰りなど・・・
実質的に母子家庭的な感じでした。
しかも土日に仕事外なのに、仕事的な延長で付き合いごとが発生する。
自分の怠慢もありましたけど、家族サービスはできませんでしたね。
父親失格だったと思います。
実質、母子家庭(片親)的な生活の連続
今では笑い話的に話すことができますが・・・
私は、2人の子どもがいますが、自分が子どもをお風呂に入れたのは2人で一回きりです。たったの一回です。
理由の一つ・・・いちばん最初に上の子をお風呂に入れた時に、間違って(誤って)、子どもをドボンと(軽くですが顔を)水の中に入れてしまったこと。焦りました。そのトラウマ的なことが原因の一つです。
もう一つの理由・・・二人目の子どもの時は、毎晩毎晩帰ってくるのが夜中近くなのです。
子どもが寝ている時間です。ほとんど片親のような生活でしたね。
では、週末や休みの日は、というと・・・これまた、仕事帰りのお付き合い(飲み方、カラオケ、麻雀など)と休日はゴルフ、なんて行事の連続で、いわゆる家族サービスというのは、ほとんどできていませんでした。
でも、不思議とそれが当たり前の時代だったのですね。自分の周囲にもそんなサラリーマンがいっぱいいました。
職場の風土・企業体質的なところも、昔はそんな感じだったのです。
今では、笑い話的になっていますが、一歩間違うと家庭崩壊・離婚ものだったのかも知れません。
自分たちの若い頃と比較するのはどうかと思いますが、最近では職場環境もだいぶ変わって恵まれた形になってきていると思います。ある意味では、うらやましい限りです。